知らないと損する!フリーダイヤルの基礎知識

通信販売の番組やなどで企業のホームページなどで使われている0120で始まるのフリーダイヤル、皆さんもご存知ですよね。

ですが、以外にこのフリーダイヤルについて知られていないことがたくさんあります。それをまとめて解説していきましょう。

1)フリーダイヤルはサービス名で一般名称ではない!

「フリーダイヤル」というのはNTTコミニケーションズの商標ということをご存知ですか。
緑のくるくるって言うマークですね。あれがついているものは実はNTTコミニケーションズのサービスであると言うことを示しています。

ずっと前から0120のサービスをNTTコミニケーションズがやっていましたので、フリーダイヤルというのがほぼ一般名称のような扱いになっていますが、実際には「着信課金サービス」と言うのが正しい一般名称で、NTTコミュニケーションズが提供しているサービス名が「フリーダイヤル」という言い方なります。

例えば、NTT西日本東日本がやっているサービスはフリーアクセス、KDDIがやっているサービスがフリーコールそしてソフトバンクがやっているサービスがフリーコールスーパー、といいます。ちょっとややこしいですよね。

その他にもフリーアクセスだったりフリーなんたらと言うサービスが世の中にはたくさんあります。実際に知っているか知らないかよってコストも利用方法もだいぶ変わってきます。今回はフリーダイヤルの攻略・・・違いましたね「着信課金サービス」の攻略法をお伝えします。

0120のフリーダイヤルは1985年12月から当時のNTTにサービスをはじめ、1999年にNTTが分割される際、フリーダイヤルのサービスはNTTコミニケーションズが継続する形になりました。これはフリーダイヤルは地域間をまたぎ日本全国から通話があったりするためと思われます。
結果的に、NTTコミニケーションズのフリーダイヤルは当然のことながら大多数のシェアを持つサービスというのが現状です。

2)0120の番号について

以前、電話番号の話をしましたが、実はこの「0120」の番号も総務省が払い出しをしています。
0120 +6桁の番号ですね。この番号はNTTコミニケーションズに最も多く払い出されています。正確に言うと、以前のNTTがサービスを始めたころの時代から引き継いだので結果的にNTTコミニケーションズが持っている番号が最も多いのです。その後、フリーダイヤルの需要が増え、0120番号の使用率が高くなり番号が不足してきました。もともと0120で始まる番号は10桁なのですが、0120自体が4桁ですから実質6桁しかないわけです。つまり、使える番号は999,999しかないので使える番号は必然的に数が限られてしまいます。
で、1985年からサービスを提供しているNTTコミニケーションズが持っている番号というのはかなり枯渇しているのです。従って、欲しい番号が取れないとか、番号があまり空いていないというのが現実的な問題です。語呂合わせで番号を取るのはほとんど無謀だと思います。

ですから、0120の良番を「高く買いたい」と言うようなところもあるんですよ。

そのため、諸外国でも採用されていることが多い「0800」で始まる11桁(0120で始まる番号は10桁)の電話番号が1999年7月に総務省から追加で割り当てられています。
ですが、日本ではこの「0800」で始まる着信課金サービスはあまり普及していません。理由は、恐らくあまりにも「0120」が普及しているため、「0800」が通話無料ということが知られていないのと、携帯番号の「080」と間違えられてしまうことが多いからではないかと思われます。
0800の下の桁が全部で7桁ありますから、現状では枯渇することは当面ないということなんです。そして、比較的新しいので今のタイミングであれば割といい番号を取れると言うこともありますので、もしこれからコールセンター等のフリーダイヤルを取る際は検討してみてください。
ただし、0120と違って0800が通話料無料と言うことがあまり認識されていません。ですからその辺を注意してご利用いただければと思います。

3)番号のポータビリティ

では、このNTTコミュニケーションズのフリーダイヤルを、他社の例えばKDDIのフリーコール等にサービスを変更する場合について考えてみます。

なぜサービスを変えるか?理由はコスト削減が主な理由でしょう。正直、NTTコミュニケーションズのフリーダイヤルが一番高いのが実情です。定価自体は他社も変わりませんが、割引サービスや割引率自体が他社が上回ることが多いため、コストが下がることが多いです。

「なら、変えてしまえばいい」

と簡単に考えてしまいがちですが、フリーダイヤルのサービス変更にはいくつかの注意点があります。

□番号の移行問題
まずは番号移行について考えてみます。
気になるのは、他社に移した場合、そのまま0120の番号が利用出来るのか?」という問題ではないでしょうか。

結論から言うと、0120の番号に関しては、NTTコミニケーションズの持ってる番号(払い出してもらった番号)に関してのみ例えばKDDIやソフトバンクの着信課金サービスにポータビリティ(同番号移行)をすることができます。
逆にNTTコミュニケーションズ以外で発番された0120の番号については他社にもっていくことができません。これは実は意外に大きなデメリットになります。ここからは、NTTコミュニケーションズでフリーダイヤルを導入する場合は関係ありませんが、はじめから他社の着信課金サービスうぃ検討されているところは要注意です。

固定電話の番号よりもフリーダイヤル(着信課金)の料金というのは意外にコストがかかってくるものになりますから、企業にとっては神ダイヤル0120の番号の料金を何とか安くしたいと思うことがあると思います。その際に他社のサービスにに移せると言う事は非常に有効な削減方法です。

ですが、例えばソフトバンクで0120の番号を発番してもらった場合、他者に変更するという選択肢がなくなってしまうのです。
それを考えると一旦NTTコミニケーションズで0120を発番してもらって、それを後から他キャリアのサービスにもっていく、という形の方が手間なのですがお薦めの方法です。
将来的にそのキャリアよりももっと安いサービスが出る可能性もありますよね。それを考えても、0120の番号はNTTコミュニケーションズに発音してもらうというのがお薦めする理由なのです。

□ロゴとサービス名称の問題

そしてもうひとつ、NTTコミニケーションズのフリーダイヤルからKDDIやソフトバンクなど他のキャリアのサービスに移す場合ですが、大きな問題があります。それは、0120の番号は移せるのですが、フリーダイヤルと言うサービスはあくまでもNTTコミニケーションズのサービスですから、他キャリアのサービスに移ったときには「フリーダイヤル」という言葉が使えなくなります。

そして、あの緑のロゴも使えなくなるんですよ。

例えば、印刷物や場合によってはテレビのコマーシャルなのでもしあのフリーダイヤルのロゴを使っていたとしたら、どこかのタイミングでそれを変えなければいけません。キャリアを変わってからすぐにNTTコミニケーションズから「使っては困ります」という事は無いのですが、「どこかのタイミングで変えてくださいね」とわれます。

せっかくNTTコミニケーションズから他のキャリアに代わってコストが下がると思っていたのに、印刷をし直したりホームページを直したりするコストの方が掛かっちゃったなんて言うようなことにならないようにその辺はちゃんとコスト削減効果の見積もりにしてくださいね。

□業務フローの問題

特にコールセンターなどのシステムを利用している場合は特に注意が必要です。フリーダイヤルのような着信課金サービスをコールセンターなどに利用している場合、ほとんどが着信課金サービスと併せて「インテリジェントシステム」を併用するのがほとんどです。
「インテリジェントシステム」とは、例えば曜日や時間谷併せてガイダンスを流す「スケジュール機能」や番号を選択させてオペレーターへつなぐ「IVR機能」、着信数をカウントする「管理機能」などより高度にフリーダイヤルを使う機能です。
もちろん、こういった機能はNTTコミュニケーションズだけでなく、他社も提供していますが問題はこのインテリジェントシステムを全て入れ替える必要があるという点です。

コールセンターのシステムとかなり深い連携をさせている場合などにはかなりの手間とリスクが発生しますので、その点もご考慮ください。