私達が一般家庭で利用する電話回線がアナログ回線です。家庭の固定電話から電話を掛けると電話局に繋がり、交換機が中継し、相手に繋がる仕組みとなっています。
それに対し、IP電話はインターネット回線を利用して音声や動画の配信が可能です。
IP電話にはアナログ回線には無い幾つかのメリットがあります。特徴的なのがIP電話は050番号を持つ事が出来る事、通話料金が安い点が挙げられます。
一般社会においてスマートフォンが普及していますが、スマートフォンを契約すると一つの電話番号が付与されます。私達は学校や職場、プライベート等、幾つもの社会環境を渡り歩きながら日々を過ごしていますが、活動する場面や人間関係が変わる事に対し、一つの電話番号に縛られる煩わしさを持つ事も多々あります。
一台のスマートフォンで複数の050番号を持つ事で、職場用や友人用等、用途毎に電話番号を使い分けられる事が可能となります。便利に思える050番号ですが、どのようにして持つ事が出来るのか。それは通信会社が行っているサービスを契約する事で利用出来ます。各通信会社によって月額料金や通話料金、サービスは異なりますが、概ね安価設定となっています。スマートフォン間での通話や固定電話への通話以外にも国際電話も利用出来る事から、非常にお得なサービスであると言えます。
電話で通話をする用途だけを比較すると、IP電話のデメリットは、IP電話の方が品質が劣る場合があります。具体的には相手の声質の変化や遅れて聞こえる等の事象があります。また、緊急電話やフリーダイヤルに繋がらない点も注意が必要です。
また、大手通信会社ソフトバンクが提供しているサービスにYahooBBがあります。YahooBB内にあるBBフォン(IP電話)を利用すると、家庭の固定電話から全国のBBフォンに加入している固定電話に無料で利用出来る他、BBフォンから国内の一般固定電話や携帯電話、国際電話にも低料金で利用出来ます。