大きな災害が発生した際にまず行うことは家族や親友の安否確認でしょう。
特に日本の場合世界的に地震が多く発生する地域になりますので、定期的に大きな地震に見舞われるリスクが高い国です。
東日本大震災では地震の被害に加えて広域で津波の被害が発生し、安否を確認する電話が繋がりにくくなるという事態が発生しました。
人口が少ない地域での災害の発生はもちろんのこと、今後日本では南海トラフの発生や、関東においても大きな地震の発生リスクが高まっています。都市部での災害であれば更に通信網に影響が出ることは容易に想像できます。
そこで、総務省では通信事業者に対して大規模災害発生時には災害用伝言板サービスを提供するように促しています。
災害時には電話回線がパンクしてしまい、通話が出来にくい状態が発生します。
今家族や友人が無事なのかどうかを知りたい、もしくは自分や家族が無事であることを他の人に伝えるためには災害用伝言ダイヤルを利用することが出来ます。
災害用伝言ダイヤルは固定電話はもちろんのこと、携帯電話からも利用することが可能ですので、外出先でもメッセージが残せます。
171番をダイヤルし、メッセージを残したい人の電話番号をダイヤルしてメッセージを残すことが出来ますので、安否を知らせたり、どの避難所に避難しているのかを伝えることが可能になります。
電話を持っていないという方や、聴覚障害のある方はweb171というサービスも災害時には提供されますので、存在を知っておきましょう。
web171は電話ではなく、インターネットから災害用伝言板にアクセスし、メッセージを残すことが出来るサービスです。
1つの伝言で100文字までメッセージを残すことが出来ます。
いざという時はいつ発生するか分かりません。通信事業者によっては災害伝言板体験日を設定して利用方法を学んでもらう日を設けている場合がありますので、事前に体験をして登録方法を学んでおくと災害時に慌てずに済むでしょう。