GSM

GSMとは、世界の携帯電話の80%以上が採用しているGlobal System for Mobile Communicationsの略で、第2世代携帯電話すなわち2G携帯の規格のひとつです。
もともとこの規格はヨーロッパで携帯電話の通信方式を統一するために開発されたものでしたが、今ではグローバルな規格として世界に広がりました。主にヨーロッパやアフリカ、アジア、オセアニアなどの約130以上の国と地域でこの方式の携帯電話が採用されています。

しかし、今現在では日本国内では使われていませんが、日本で販売されている端末の中にもGSMの周波数に対応していて、そのまま海外で国際ローミングが可能なものもあります。実際には国内のほとんどのキャリアでGSMの設定があるのですが、それはSIMフリー化などに伴い、海外でもグローバルに使用できるようにという配慮からなのです。ですが、Android端末にとってGSMは日本国内で使用する上では何もメリットがありません。
そして、このGSM機能はデフォルトの状態でオンになっている端末がほとんどなので、気が付かずにバッテリーを消費していることが多いのです。
たとえば3Gで通信中に電波状態の悪いロケーションになってしまった場合には、端末は内部で必死に電波をとらえようと働き続けます。その際に、デフォルトで2Gの機能をオンにしたままの状態だと、今度は2Gの電波をとらえようと動き始めてしまうため、その動作が知らない間にバッテリーの消費につながってしまうのです。海外に行かない場合は必ずGSM機能をオフにすることが大切です。機能をオフにするには、端末の設定画面から無線とネットワークを選び、モバイルネットワーク設定を変更する必要があります。使用している端末によって多少異なると思いますので、各自確認してみると良いでしょう。
GSMを無効にしてバッテリー節電をしましょう。

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