割込通話

割込通話は電話会社が提供しているサービスの一つで、加入すると相手と電話をしている最中に全く別の相手から着信があった場合に、最初の相手との通話をいったん保留にして、後から着信があった人と通話ができるようになります。店先で電話でお客さんからの注文を受け付ける場合や、会社で社員が打ち合わせや商談をする場合に重宝します。コールウェイティングサービスと呼ばれることもあります。

現在、割込通話サービスは日本のほとんどの電話会社で一定の料金を支払えば利用できるようになっていますが、このサービスを日本で最初にはじめたのは日本電信電話公社(現在のNTTグループ)です。1970(昭和45)年11月1日に「キャッチホン」という名称で始まった割込通話サービスは、開始からしばらくは契約数が伸び悩んでいましたが、公社の民営化が実施された1980年代半ばから利用者が増え始めました。

1990年代前半までの割込通話サービスでは、契約した回線を使ってパソコン通信を行っているときに電話の着信があると、それまで行われていた通信が切断されてしまう技術的な問題がありました。NTTではこれを回避する策として、電話機から指示を出せば割込通話を停止できるようにするとともに、停止中に他の人からの着信が来た場合にメッセージを預かって保管できるようにしました。この新しい方式の割込通話サービスはキャッチホンIIとして1995(平成7)年に始まりましたが、その後の通信技術の進歩によって割込を停止しなくても通信を続けることが可能になったことでサービスの利用価値が大幅に低下し、その結果2016(平成28)年2月いっぱいでサービスが終了しました。NTTでは現在、従前からあった通常のキャッチホンのサービスのみが運用されています。
なお、広く浸透しているキャッチホンの呼称は現在もNTTの登録商標となっており、他の電話会社は別の名称で同じサービスを提供しています。

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