コンテンツプロバイダ(contents provider)とは、デジタルコンテンツを提供する企業・団体・個人を指します。また、CPまたはCSP(Contents Service Provider)と略されることもあります。
元々、プロバイダとはインターネットの接続サービスを行う事業者を指していましたが、コンテンツプロバイダはコンテンツの提供を手がけていて、コンテンツプロバイダには、インターネット接続事業を兼ねた大きな企業から、特定のコンテンツのみをピンポイントで提供する小さな企業まで幅広く存在します。
最近はインターネット接続業者間の競争が激しくなっているため、コンテンツに合わせた専門の事業者と提携する企業も多くなっています。なお、デジタルコンテンツには、バーチャルモール・電子書籍・映像配信・音楽配信・ゲーム・アプリ・データベース・ニュース配信・ポータルサイト運営・検索サービスなど様々なものがありますが、コンテンツプロバイダはこれらを開発して携帯電話などの事業者に供給し、事業者からコンテンツをユーザーに提供しています。
コンテンツプロバイダが利益を得るためにはコンテンツをユーザーに提供してお金を払ってもらう方法を確立しなければなりません。
そこで、コンテンツをユーザーに提供するために独自のWebサイトを開設してコンテンツを配信する方法がありますが、より多くのユーザーに利用してもらうためにポータルサイトを介して配信する方法もあります。ポータルサイトなら多くのユーザーが集まるので、コンテンツを利用される機会を増やせます。
この時、利用者から課金してもらうために、ポータルサイトの運営団体や企業が定めた課金システムをそのまま利用出来ます。この敷居の低さにより、多くのコンテンツ制作者が生まれるようになりました。また、多くのコンテンツプロバイダが参加するようになり、携帯電話などの事業者も多くの利益を得られるようになりました。