白ロム

スマートフォンをより安く購入できるとして、白ロムを選ぶ方が増えています。

白ロムとは、SIMカードが抜かれた状態の端末のことです。主に中古市場で出回っているため価格的には割安で、端末の買い替え費用を節約したいといった方に選ばれています。中古ではあるものの、自分がキャリアと契約したSIMカードを挿入すれば、何の問題もなく通信に使うことができるのも魅力です。中には、中古と言ってもほとんど使われていない、新品に近い状態の白ロムも売られています。スマートフォンを買ったものの自分に合わなかった、といった人たちが売りに出しているようで、状態の良いものが安く手に入るのは大きなメリットと言えるでしょう。

白ロムで注意したいのは、自分が契約しているキャリアと同じ通信方式のスマートフォンでないと使えないことです。これは携帯電話会社が端末にSIMロックをかけているためで、他のキャリアのSIMカードでは使えないようにしているからです。購入時には間違って別キャリアのものを買ってしまうことがないよう、キャリアを必ず確認するようにしてください。

さらに赤ロムにも注意が必要です。こちらは前の利用者が端末料金の支払いを終えていない状態のもので、キャリアが通信制限を行っていると購入しても使うことができません。

このように白ロムにはSIMロックという使いづらさもありましたが、総務省がスマートフォンに関してガイドラインを変更するという動きが出てきており、もしそれが決定するとSIMロックフリーの白ロムが出回ることになりそうです。

総務省では、携帯電話会社がSIMロックをかけていることで、利用者の負担が高くなっていると認識しています。そこでSIMロックフリーを進め、消費者が自由に端末を乗り換えできる環境を作っていきたいと考えているようです。この動きが決まればキャリアが違うスマートフォンでも問題なく使えるようになるため、買い替えは新品よりも中古市場でという流れも広まっていくかもしれません。

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