HSDPA

HSDPAとは、high speed downlink packet accessの略で、要するに高速通信を行うための規格の一つのことです。downlinkという単語が使われていることからも分かるとおり、下りの通信速度、つまり基地局から各端末側への通信速度の高速化を達成できることがHSDPAの大きなポイントとなっています。
また、packetという言葉のとおり、ある程度のデータをひとまとめにして送るという技術が用いられています。

携帯電話などの通信機器で、3Gという言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。3Gはだいたい2001年からサービスが開始されました。FOMAやCDMAというサービスはこの3Gの一つです。
ちなみに3GのGとはgenerationの略で、第3世代の通信方式という意味です。HSDPAは、第4世代とまではいきませんが3Gからは大幅に通信速度が改善されており、3.5Gとか3.5世代などと呼ばれることもあります。日本では2006年くらいからサービスが導入されました。

通信速度は3Gのときの少なくとも5倍、場合によっては10倍以上にもなっています。3Gでは、通信速度は平均して1Mbpsくらいでした。Mbpsというのは情報をやり取りするスピードの単位で、1秒間に2進数1桁のデータを100万回送れるスピードに相当します。これでも十分早いのですが、画像や動画データなどやり取りされるデータの量が増えるに従って十分ではないと感じられることも多くなり、方式の改善を図るために生み出されたのがこのHSDPAです。通信速度は10Mpsくらいにまでなっています。

ただしこれは理論的な期待値であり、常にこのスピードが出せるとは限らないのですが、この方式の良いところは、電波状態によって通信の方式を自動的に選択することができるようになったところです。常に一定のスピードしか出せないのではなく、道路の状態によって自動的に柔軟にスピードを変えて走る車のようなものです。

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