IEEE

IEEE(アイ・トリプル・イー)は、アメリカ合衆国に本部を構える電気および電子技術者の学会です。また、同学会が無線LANやFireWireなどデジタル業界の国際規格を開発しており、学会名の後に3〜4桁の数字を足したデジタル規格そのものを指すこともあります。
1963年にアメリカ電気学会(AIEE)と無線学会(IRE)が合併し、この非営利の専門機関が誕生しました。発祥地はアメリカであるものの、会員は、世界各国に存在するためデジタル関連の業界では最大規模を誇ります。
同学会が開発した代表的な規格としては、有線LANであるIEEE 802.3と無線LANのIEEE 802.11が挙げられるでしょう。前者はEthernetとも呼ばれ、802.3の末尾にuやabなどが付随したものも存在します。802.11も同様に、aやb・jなどのアルファベットが付随したものがあるのが特徴です。近距離無線においては802.15、無線MANについては802.16が使用されています。プリンターポートの拡張の規格として存在している1284や、家電向けATM風シリアルインターフェイス1355なども同学会によるものです。
Appleによるコンピュータ(Macintosh)を使用している方には、IEEE1394の規格はなじみ深いことでしょう。別名FireWire規格とも呼ばれ、古くから同社のコンピュータにおけるハードウェア接続端子として採用されていました。現在は、新たな高速回線の規格であるサンダーボルトやUSBへと切り替わっているものの、1394を採用した外付けHDD製品は未だにリリースされています。1394aと1394bが存在しており、前者はFireWire400で後者はFireWire800とも呼ばれていました。主にHDDなどのストレージハードウェアやデジタルカメラ、オーディオインターフェイスなどの機器に採用されていた規格です。

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