干渉

スマートフォンやタブレットやIOT家電やゲーム機やパソコンなど、一般家庭だけにある製品だけにスポットを当てても、これだけの製品が電波を出しています。目に見えるものではありませんので、どの程度飛び交っているかはなかなか分かり難いです。その中でも特に強力な電波を放っているのが、スマートフォンやタブレットや無線ルーターとなります。

最近は、やや数が減って来ていますが、電子レンジやコードレス電話機なども電波を利用中に発し、想像以上に強力ですので、周辺で携帯電話やパソコン等を使うとそれぞれの無線干渉が起きやすいです。相互の電波干渉が起きると、携帯電話の場合は雑音が入ったり、通話が突然切れてしまったりします。パソコンやスマートフォンの場合は干渉が起きると、同じく通信エラーが起きたり、速度が極端に悪くなったりします。

2.4Ghzという規格は、家庭向けの製品で広く採用されており、安定した通信品質が安価なコストで実現するのが利点でした。ところが家庭用に2.4Ghzの規格が広く普及した結果、住宅地やマンションなど電波が飛び交う環境では、隣近所の家電製品やルーター等と干渉が起きてしまい、慢性的に通信エラーや低速状態に悩まされます。

改善策としては2.4Ghz以外の規格に切り替える事です。コードレス電話機などは変更が困難です。しかし無線ルーターやスマートフォンなどは、設定や製品の買い替えで電波の種類を変更する事もでき、近隣住民が多く家電製品を使っていても、干渉が起きなくなります。

プロバイダ契約は変更せず、自宅は特に家電製品を買い足したり、リフォーム工事をしていないのに、突然スマートフォンやタブレットやパソコンの通信速度がダウンした、そのような場合は電波干渉を疑いましょう。近隣住民の方に相談して家電等の利用を控えてもらう、そのような対策は難しいので自宅の規格を変更したり、より強力な通信が出来るルーターに切り替えたり、中継器を置くなど家庭で出来る対策がオススメです。

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