ベストエフォート

インターネット回線の広告や説明などでは、よく「ベストエフォート」という言葉を見かけることがあります。これは通信速度に関する言葉であり、業者側が最大限の努力をした場合に出る速度といった意味になります。

例えば、最近の光回線では「最大で1Gbps」といった宣伝がなされることが多いと言えますが、この場合であれば1Gbpsという通信速度がベストエフォート値になると言えます。
そしてベストエフォートは、サービスの品質を保証しないという意味でもあるため、実際には最大値の通信速度は出ないのが普通です。一般的な商品サービスでは、30分以内にピザを届けるといったように、サービスの品質に明確な決まりを設ける場合が多いと言えますが、ベストエフォートはその逆で、品質の保証が出来ないことを前提としたサービスになると言えるでしょう。

では、なぜインターネット回線の契約でこのような説明や取り決めがなされるのかというと、それはインターネット回線特有の事情があるからです。インターネット回線の通信速度というのは、同時に回線へアクセスする人数やパソコンの性能などのさまざまな要因によって変わってくるため、常に同じ速度を維持するのが困難であるという性質があります。

また、一定の速度を保証するものとして「ギャランティ」と呼ばれるタイプの回線サービスもあり、企業内の専用回線などで使われいます。しかしこのギャランティタイプには専用の設備が必要でありコストが多くかかってしまうため、一般家庭の回線としては不向きなものだと言えるでしょう。

以上のように、現在のインターネット回線ではベストエフォートという形のサービスを受け入れざるを得ないのですが、事前に実際の通信速度を調べることも可能です。ネット上にはプロバイダそれぞれの通信速度の実測値を知ることが出来るサイトもあるため、気になる場合はチェックしておくとよいでしょう。

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