■通信のあるビジネス環境
今やスマートフォンなしでビジネスをする事は考えられなくなりました。外出先やカフェでメールをチェックしたりSNSを使ってお客様とやりとりをしたりほんの数年前までは全く考えられなかったようなことが簡単に出来るような時代になっています。
通信の世界と言うものは、それだけ進歩も早く、イノベーションが進んでいる分野の1つと言えるでしょう。
そして、そのイノベーションが多くの企業の抱えている課題を回復解決することをにつながっているというのも現実ですが、しかしそれを生かすことができていない企業が数多くあるのも現実です。
携帯やスマートフォンが数多く会社の中に導入されるにつれ、通信コストの負担が増えてきたり、故障や府立などの対応で担当者がてんてこまいをする、といった今までにはなかった業務負荷も増えています。しかし、こうしたデメリットやマイナスの面は、基本的には「情報不足」により引き起こされているということが多くあるのが事実なのです。
例えば、通信コストの面で言っても、本来は支払わなくても良い費用を「契約内容を知らないがために支払い続ける」ということが少なくありません。不要なオプションだったり、本来は使わなくても良いサービスだったり、場合によっては「割引をつけるのを忘れていた」なんて言うこともあります。
また、携帯を内線にして使うだけで働き方改革をより効果的に進めることができたり、コミュニケーションアプリの活用で業務効率を大幅に改善できたりします。その他にも、テレワークやBCピーセキュリティ、アウトソースといった様々な面が通信環境の活用によりビジネスの成長に大いに役立てることができるのです。
しかし、多くの企業様で実現できていないのは、「情報不足」が原因です。「解決できる方法」を知らなかったり、そもそもその課題が「解決できること」を知らなかったりします。その結果、多くのムダな人件費や余計なコストが会社のキャッシュから失われてしまっているという現実があります。
■情報不足の理由
ではなぜ、この情報不足引き起こされるのか?理由が3つあります。
1)情報そのものが難しい
通信の世界は変化のスピードがとても早いです。3年前の知識や情報が既に役に立たないということも少なくありません。
そのため多くの専門知識が必要になるのですが、企業の担当者様がこうした専門知識を追いかけていくということにはなかなか無理があります。総務担当者さんであったり、システムの担当者様だったり、普段日常的に他にやらなければいけないことをたくさん持っている担当者さんが通信や電話の情報を追いかけ続けるというのにはなかなか無理があるというのが現実です。
2)販売側の持っている情報が圧倒的に多い
通信の世界と言うものは、代理店ビジネスによって成り立っていることがほとんどです。携帯電話を販売することによって手数料を得ていたり、Office365などのソリューションなども販売することにより手数料を得ると言うビジネスモデルです。そのために基本的には「売る」ための提案が主なビジネス活動となっています。
もちろん、それを使うことによって業務効率が良くなるということもありますが、本来は必要なかったものであったとしてもビジネスを成り立たせるために販売店がそれを進めるということが少なからずありますし、「儲からないから売らない」と言うこともあります。あまりにも単価が安いので説明したり提案したりする手間がかかってしまうため、もっと粗利のいいものを進めると言った形です。このように、売り手側の論理で進めるものが変わってしまっていても情報がないのですから分かりません。
このように、売り手とお客様が利益が相反してしまっているということが少なからずあるのです。
3)専門家が少ない
通信のように難しい分野には一般的には「専門家」がいることがほとんどです。例えば、法律の世界には「弁護士」と言う専門家がついていますし、財務には会計士やファイナンシャルプランナーといったやはり財務のプロと言うものがいます。通信の世界には技術的なものから契約のような法律的なもの、サービスといったようなものまで、様々な分野があるにもかかわらずこうした専門家がいないというのが実情です。
そもそも得る知識はあってもそれそのものの仕組みや、提案できる人がなかなかいないというのも事実です。
ある提案の時に、キャリアの担当者さんが11人揃ってお客様のところに訪問してきたことがあります。ある方は通信料金の専門、インフラの専門、サービスの専門、そしてSEとそれぞれの専門家が揃い、会議の間11人の中で「この件は○○が、」「それは△△の方から」などと話が振られていったこともありました。
それだけなかなか1人の人がわかるということが少ないのも事実なのです。
■アシストネットナビゲーションの考える通信コンサルティングのコンセプト
そこで、我々が考える通信コンサルティングのコンセプトはこうした課題を解決するものです。それは、
キャリアの代理店ではなく、お客様の代理人であること
です。情報が少なくそしてその情報を持っているものが売り手側に多いというのが現実であるならば、われわれは専門的な知識を持ち、そして、お客様側に立ち、お客様のためにアドバイスをしていく、というのが我々の考える通信コンサルティングなのです。そしてそれをまとめると下記の3つの原則になります。
1.お客様のことをよく知る
2.お客様の利益を最大限にする。
3.お客様とゴールを共有する
1、お客様のことをよく知る
様々な提案をするときにお客様がどのような業務をし、どんなことで困り何に負担を抱えているのか。ということを知ることが重要なことがあります。ですから、単なる料金のコンサルであっても100%ではありませんが、できる限り現場を見せていただくようにしています。
クライアントである日本マクドナルド様の店舗へは何店舗行ったか分かりませんし、ANAグループの物流会社様では、成田空港や関空といった各地点のへお伺いして業務や使用されている機器を見せていただき、そして現場で話をさせていただくということを行って参りました。現場が無理な場合でも、本社や関係者にできる限りお話を聞くことでお客様の業務をよく知るように心がけています。
そうすることによって、お客様の抱えている悩みや困っている事に少しでも寄り添うことができるということが1つありますし、実際提案するときの提案の制度を上げられるようになります。
2.お客様の利益を最大限にする
よくあるのが、コスト削減をする時に「本当は100下げられるのに今年は50にしてもう50は来年にしましょう」といったことを言う会社さんがあります。
ですが、その来年に回した50というのは本来であれば今年得られる利益であったわけです。
ですから、われわれはお客様の利益を最大限にするために情報の出し惜しみはしません。今年できるのであれば今年のうちに提案をして実行していくという形をとります。もちろん工数などの関係で翌年に繰り越すと言うことはありますが。
例えば、日本マクドナルド様のコスト削減コンサルティングの時には毎年毎年削減を行います。
「昨年ある程度の金額を削減したので今年は良いですよ」と言ってもらいたいのが本音でしたが、実際は、「来年はどうしましょう?」という話です。つまり、毎年毎年コストが削減できる項目を探し、見つけ、そして、それを処理をする。ということを何年も何年も繰り返しました。
やっている時はなかなか大変ですが、実際、振り返ってみるとその時に積み上げてきた削減方法やノウハウということが今のコンサルにつながっているということもあります。
お客様にとっての最大限の利益を出すという事は、我々のコンサルティングの知識や経験知見が増えていくという事でもあります。
ですから、我々はお客様の利益を最大限にするということをに対しては全力を尽くし取り組んでいきます。
3.お客様とゴールを共有する
コンセプトの中で我々が最も重視するのがこの考え方です。我々は、お客様に費用のご負担をお願いするビジネスモデルです。
お客様に正当な評価をしていただき、正当な費用負担していただくことでわれわれは最大限の力を提供いたします。これによってお客様がコストが下がったり利便性の向上されるという目的の達成の結果、弊社側にはその対価としての費用をいただき、更にノウハウとして情報を蓄積をしていくことが出来ます。
これが、お客様とゴールを共有するという意味です。ビジネスの世界では当たり前の考え方ですが、キャリアからの手数料で成り立っている少し特殊な通信の世界では珍しい考え方になってしまいます。なかには、「なんでお金出さないといけないの?」と言われることもあります。しかしそれでは本当の意味でお客様のお役に立てないことはご理解頂けると思います。
このお客様とゴールを共有するということが実はとても重要で、我々がだけの利益でもだめですし、お客様だけが利益を得て我々がビジネスが成立しないと言うわけにもいきません。お互いがWin-Winの関係となり、共に利益を出し、そして共に成長する、ということこそが我々の考える通信コンサルティングです。