パケット通信料
携帯電話でデータ通信を行い、月々の請求書を見ますとパケット通信料とパケット量が記載されています。パケットとは、データ通信における通信上のデータを送る単位の事であり、その仕組みは、送信する全ての内容をブロック分割して通信相手先にデータを送る際のひとかたまりで送信するというものです。
パケット量が増えていきますと、ユーザーは回線サービスを利用した対価としてパケット通信料を支払う事になります。パケットとバイトの関係は、1パケットが128バイトであり、データ量の単位で一般的に使われているバイトに変換する事で、ユーザーはどれだけ携帯電話でネットを使ったか理解し易くなります。
パケットは送信するデータをひとかたまりで考える方式ですので、従量制で利用しますと、青天井になってパケット量がどんどん増えていきます。
その結果、高額な請求になってしまう事もありますので、近年では高額請求防止策にパケット定額という方式を採用して料金を請求するように、通信会社は工夫して消費者にサービスを提供しています。パケット定額は使い過ぎを防止する効果や高額請求を防止する効果がありますが、多くのプランは契約したプランの容量を超えてモバイル回線を使った場合、大幅な速度規制を行いますので動画など容量が大きいコンテンツをオンラインで利用する際にはパケット量に注目しておくのが大切です。
携帯電話会社から消費者に請求する料金は、基本料金や通信料、プロバイダー料やコンテンツ利用料などで構成されており、それらの金額の合計が月々の携帯電話の利用料金となります。
パケット通信料は、月々の利用料金において大きなウェイトを占めていますので、コストを気にするユーザーは定額プランを上手に利用する事でパケット通信料を下げていく事が可能です。定額プランを活用する事でパケット通信料を意識する事はほぼ無くなります。