マイライン

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マイラインとは電話会社選択サービスのことで、市内通話、同一県内の市外電話、県外通話、国際電話の4つの区分の通話区分に関してどこの会社を使うか選択出来るという仕組みになっています。事前に利用する会社を登録することにより、「00XX」などの識別番号をダイヤルせず自動的に利用したい会社を利用できるので、予め利用したい会社を登録することにより通話の際には電話会社の識別番号をダイヤルせず、利用していただけます。

登録以外の通信事業者にでも電話番号の頭に他の事業者コードを付ければ簡単に切り替えることのできるのも特徴です。しかしながら、110(警察)、118(海上保安庁)、119(消防)、117(時報)、0120(フリーダイヤル)、0570(ナビダイヤル)、0990(ダイヤルQ2)、0180(テレゴング、テレドーム、データドーム)、0170(伝言ダイヤル)などの特殊な番号への通話、携帯電話やPHSへの通話、公衆電話からの通話は対象外となっています。
そのため、災害等の理由で登録した電話会社が利用できない場合に備えて、サービス解除番号も用意されています。「122」に続けて電話会社の識別番号をダイヤルすれば、登録していない電話会社を利用することも可能となります。しかし、かけたい電話番号の前に、自分が使用したい電話会社を表す4桁の番号をつけるというこのやり方だと、利用者も電話会社も煩雑になりますので、いつでも同じ電話会社を利用したいという方には、電話会社固定サービス「マイラインプラス」というマイラインと対になるサービスもあります。

このサービスでは、通話ごとに電話会社の識別番号をダイヤルしても、それを無視して常に同じ電話会社を利用することになり、マイラインと同様の4区分について、それぞれ電話会社を登録できます。また、マイラインを登録しなくても電話が使えなくなるわけではなく、「登録しない電話はすべてNTTに登録したものとみなす」(総務省)という仕組みになっています。

さて、このサービスを使うことによって利用者になにか影響はあるのでしょうか。大きな変化といたしましては、国際電話のかけ方が変わりました。2001年5月のマイライン導入以降は、登録者は「010(国際プレフィックス)」を海外の電話番号の先頭に付けるようになります。また、当初の受け付けを開始した2001年1月10日から9月30日まではマイラインやマイラインプラス共に登録や事業者の変更手続き(再登録)は無料であったが、10月1日より846円(税込)の登録変更手数料がかかるように制度化されています。

それでは、なぜマイラインが導入されることになったのでしょうか。このサービスの歴史を振り返ると、まず、2001年1月10日から各社が登録受付を開始し、実際に開始されたのは2001年5月からです。1998年に郵政省(現総務省)の「優先接続に関する研究会」で、優先接続制度の導入が打ち出されたことに端を発しました。
この制度導入の狙いは、識別番号をダイヤルする手間を省くことであり、電話会社間の公平な競争を確保することにあります。日本では1980年代に新電電が市外電話分野に参入し、旧NTTと通話料に対して価格競争が行われていました。
しかし、最安値の電話会社を利用できるよう、自動的に接続先を決めるACRを付けていない固定電話回線で新電電を利用する場合、「00XX」などの電話会社の識別番号を電話番号の前に付け加えなければならなかったので不公平だという声もあがりました。そして、1999年7月のNTT再編で識別番号を持たない長距離・国際通信のNTTコミュニケーションズが誕生したこともあり、2001年5月1日からこのサービスが導入されたのです。

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