直収電話

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直収電話

直収電話は直加入電話とも呼ばれ、NTT東日本およびNTT西日本の回線を通さずに提供される固定電話サービスのことを指します。
1980年代半ばの日本電信電話公社の民営化と電気通信事業法の施行に伴う通信自由化によって、多くの電話会社が固定電話サービスを開始しました。現在では国民の大半が携帯電話を所有して利用をするようになりましたが、固定電話の需要が全くなくなったわけではないため、大手の電話会社を中心に固定電話サービスが続けられています。ただし、直収電話という語はわかりにくいため、各電話会社では「おとくライン」(ソフトバンク)や「ケーブルプラス電話」(KDDI)など、わかりやすいサービス名をつけて展開しています。

直収電話は、NTTが提供する固定電話サービスと比較して基本料金や付加サービスの料金、毎回の通話料が安くなるほか、電話加入権の取得も不要となるため固定電話の維持にかかるコストを抑えられる点がメリットです。このメリットは同じ電話会社が提供する携帯電話やインターネット接続などのサービスと同時に申し込むことでさらに大きくなります。

一方で、直収電話を選択するとNTTが提供する固定電話向けのサービスの大半が使用できなくなったり、使用に制限が加わります。これにより様々な不利益が生じる可能性があり、NTTの固定電話サービスの仕様にあわせて製造されている電話機だと、使用できなくなってしまう可能性があります。特殊な電話番号については、利用する電話会社によってNTTと同様に使えるものと、まったく使用できないものが異なるので、申し込む前によく確認しておきましょう。

また、NTTのサービスは全国津々浦々で利用できるのに対して、直収電話サービスを利用できるエリアはかなり限られており、在住している地域によっては申し込むことができません。主要な都市部であれば、どの直収電話サービスにも申し込める可能性が高いですが、そこから離れた地域で生活している場合は注意が必要です。

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