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TAはTerminal Adapter(ターミナルアダプター)の略です。本来、TAは2種類のインターフェースを相互に変換する機能を持つ装置全般を指す言葉ですが、日本では特にISDN回線を導入している家庭に設置され、電話機やパソコンなどを用いて通信できるようにする装置のことを指していう場合がほとんどです。
ISDN回線用のターミナルアダプターには電話回線用のポートとPC用のポートが備わっており、ケーブルを用いてTAと機器をつなぐことで、外部のデジタル信号がTAでアナログ信号に変換されます。これにより、電話機を繋いでいれば外にいる人との通話が、パソコンを接続していればインターネットの利用が可能になります。

製品によってはLANポートもついており、これを利用すればTAはルーターの役割を担い、内部のネットワークに繋がれた端末はISDN回線を利用した通信ができるようになります。また、イニシャルスイッチが取り付けられている製品では、ターミナルアダプターの動作がおかしくなったときに爪楊枝や刺繍針などをつかって数秒押し続けると、設定が出荷当時のものにリセットされます。
もし、おかしな設定をしたことが原因で正常な動作ができなくなっていた場合は、リセットをすることで解決できる可能性があります。

実は、ISDNで通信を行うには、本来はTAだけでなくDSU(Digital Service Unit)と呼ばれる装置も必要です。この装置は光回線でいうところのONU(Optical Network Unit)に相当するものですが、現在出回っているターミナルアダプターはほとんどが内部にDSUが搭載されているため、別途用意する必要はありません。
ISDN回線の加入者にはTAはレンタルという形で提供されます。ISDNから別の回線に契約を変更する場合はTAを返却しなければならないほか、加入者の過失が原因で故障してしまった場合は弁償する必要があります。

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