サブアドレス

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サブアドレス

サブアドレスという言葉をよく耳にしますが、一体どのようなアドレスのことを言うのでしょうか。今回はそんな「サブアドレスとは?」と疑問に思っている方に詳しく説明していきます。
サブアドレスというのは、簡単にいうと本来のメインアドレスに追加して利用することができるサポート的なアドレスのことを言います。キャリアと呼ばれる携帯電話会社からメールアドレスが割り当てられていますが、それ以外を使用できるサービスであったり、ISDNの着信機器識別番号などがこのサブアドレスに該当しています。今回は、ISDNの着信機器識別番号について詳しく説明していきましょう。

ISDN回線での仕様としては、一本の回線を多機能に利用することができるシステムになっています。一本の回線に複数台(最大8台)のISDN機器をマルチドロップ配線によって接続することができ、どの機器に着信するのか識別する為にサブアドレスが利用されているのです。この識別番号は、利用者が自由に附番することができ、利用可能な桁数は数値の仕様により16~20桁程度が一般的と言われています。
このサブアドレスシステムに関しては、ISDN同士でのみ使用することができる機能であり、掛ける側がアナログである場合にサブアドレスの発行はできません。

グレ電と呼ばれている灰色のデジタル公衆電話であれば、サブアドレスボタンが使用することができます。また、それ以外の電話機からであれば、*○○で個別に着信することができます。
サブアドレスには発サブアドレスと着サブアドレスがあるのですが、これは電話番号と電話番号の間に指定したサブアドレスを着サブアドレスと言い、発サブアドレスは電話番号の末尾に用いられるものです。この仕組みを利用して、内線としても活用することができます。

サブアドレスのメリットは、契約回線番号が一つでも問題なく、利用する際に着信側も発信側も費用は発生しません。デメリットとしては、着信側がISDNであることと、アナログ回線では使用することができないという特徴があります。その点、ひかり電話やIP電話での動作にサブアドレスと似た機能がありますが、ISDN回線での使用はできないようです。

通常であれば、サブアドレスの識別番号が分かっている場合に電話番号の後に*〇〇と数字を入力すれば、個別の機器に接続することができるというメリットがあります。
用事がある人に対して直接やりとりすることができるので、とても便利な機能です。もちろん、相手もISDN回線を利用しているということが必要とはなりますが、企業間同士でのやりとりとしては優秀なものと言えます。しかし、同じデジタル回線であっても、IP電話やひかり電話はサブアドレス着信には対応していませんので、この便利な機能を使うことができないのです。

これは、ダイヤルイン追加番号が1番号100円としている為と考えられています。もしIP電話やひかり電話で直接内線として活用したい場合には、追加ダイヤルインという方式を使用することで、直接個別聞きに着信させるという方法もあります。
これも、回線によって設定できるかどうかが異なっていますので注意しましょう。ひかり電話では、外部に告知しなくても社内連絡用で部門やグループごとにダイヤルイン番号をとり、呼び出せるように設定しておけば直接内線を呼ばなくても問題がないという場合もあるようです。

すべての回線で利用できるシステムではなく、ISDN回線での仕様となっているのがサブアドレスの特徴です。オフィスなどでは活躍しているシステムですが、ひかり電話やIP電話との兼ね合いは出来ない為、別のシステムを使用することになるでしょう。

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