アクセスポイント

アクセスポイントとは、アナログ回線やISDN回線を使ったとき、インターネットへ接続するためのダイヤルアップ接続番号のことです。

これらの通信規格では、住んでいる地域ごとに接続先が用意されていたため、引っ越しなどで別の住居へ越した場合は、ダイヤルアップ先も変更しなくてはなりませんでした。電話代がかかるため、長時間利用すると電話料金の請求も高額になることもあり、深夜帯に定額で利用できる「テレホーダイ」というサービスもありました。現在普及しているブロードバンドではアクセスポイントは全国共通となっているため、プロバイダーへの接続IDとパスワードのみで、自動的に定額でインターネットに接続することが可能です。

最近では、無線LANで接続するための機器のことをアクセスポイント呼ぶこともあります。家庭内でいえばWi-fiルーターやモデムがこれにあたります。無線で接続することができるデバイスの種類も多く、集合住宅では、複数のアクセスポイントがリストに上がってくることがあります。パスワードで保護していないと、アクセスポイントを介して自宅のネットワークに侵入することも可能なため、パスワードによる保護が非常に重要です。リストに登場しないようにステルスモードとして設定することもでき、その場合は、あらかじめ決められた接続IDとパスワードを手動で入力する必要があります。

公衆Wi-fiでは、不特定多数の人が共通のアクセスポイントを利用してインターネットに接続できる便利なサービスです。ユーザーの利用方法次第では通信帯域が占領されて他のユーザーがスムーズにインターネットに接続できなくなってしまったり、他のユーザーのデバイスに侵入することもできます。公衆Wi-fiを利用する場合はセキュリティに十分注意し、個人情報や大切なデータが流出しないように注意しながら使うようにしましょう。デバイスの電力消費を抑えるためにも、自動で接続することを防ぐ設定にしておくことも大切です。

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